2013年4月6日土曜日

Lepai LP-2020A+ その8 オペアンプの交換

 Lepai LP-2020A+ オペアンプの交換!

いよいよオペアンプ(OPAMP)の交換です。私はTONEを使わずDIRECTモードしか使わないので、2つあるオペアンプのうち、まずメインボリュームの4558とマークされているオペアンプの交換を目的とします。
RCA端子からの受けとメインボリュームに関わるのは上のオペアンプ

面実装オペアンプの交換方法

面実装なので、ちょっとテクニックが必要ですが、外したオペアンプを再利用する気がないなら簡単な方法を。ICのリード(足)を先端が細いニッパで切ってボディーを取ってから、基板に残った足をハンダごてで取れば簡単です。
 再利用するつもりの場合、私はこうしてます。
 まず最初に、ハンダの吸取線でICの足についているハンダを出来るだけ残さずきれいに吸い取ります。ポイントは、基板のランドを十分暖めて、吸い取りきれるまで我慢することです。はじめにICの足それぞれにコテを順番に当てて一度ハンダを溶かして暖めてから、吸取線とコテを当ててハンダを吸い取ります。ICのリードの足がくっきりと見え、基板のランドにもハンダの残りが見られないくらいに出来たら、ピンセットまたは針の出番です。一本のICの足をピンセットで持ち上げるような軽くテンションをかけておいたまま、ICの足にちょっだけハンダゴテで熱を加えます。うまく行けば、パキッと音がすることもありますが、ICの足を浮かせることができます。ハンダがきれいに取れていれば極わずかに持ち上げれば基板から離せます。これを各リードで繰り返して、2回路入りオペアンプなら8本の足に繰り返せば、ICが外せます。あまり過熱しすぎるとランドまで痛めてしまいますので注意が必要です。
オペアンプを外した状態(電解コンデンサも外し中)
外してしまったら、新しいICを搭載します。今回はJRCのMUSES 8920、ブラボー!

  MUSES 8920 Eを実装したのですが、真上からだマークが写りませんね。見えるように斜めから撮ると

MUSES8920E搭載!
うーん、よしよし満足満足。良く撮れました。後ろの100uFコンデンサを代えるの忘れてましたね。オペアンプの電源-GND間のコンデンサです。この後、手前のと同じ東信工業の低インピーダンス100uFに代えました。
 TONEの方のオペアンプには、TONEモードでもDIRECTモードでも信号は伝わっているので動いています。その影響も考慮してそちらも外しました。TONEは使わないので外したままです。

改造のまとめ

一連の改造後はこんな状態になりました。行った結果がこの写真です。
ここまでの改造後 Lepai LP-2020A+ 

実験だけのもありますが、ひとまずこれでいったん終了とします。出力フィルタのコンデンサ代えてない....5V系のコンデンサも.....

オペアンプ MUSES 8920 E 交換後

Lepai LP-2020A+の音は、最初に書いたように立ち上がりがクッキリと切れがあり、ダイナミックな元気のよい音に聞こえます。ただ、私には高音は音が若干こもり、長時間聞いていると疲れます。また、低音の大きな音は出ているのですが、音が重なると弱くなるように聞こえてました。今回の一連の各種交換によって、1枚ベールの取れて、奥行きまで含めて、より立体的になったように思います。低音も踏ん張れて、それぞれの存在がよりリアルになったような、そんな音に変わったように感じます。まだ、ローパスフィルタ(LPF)のコンデンサは放置してありますし、出来れば基板のパターンも変えたいところがいくつかあって気になってますし。本当はこんな実力じゃないだろう.....。
 まあ、プラシーボ効果もありますし、聞いている環境の問題もありますから、あくまで個人の意見と思ってください。それでも、今は満足できています。
 思ったように改造すること自体で十分楽しい。それが一番なんですけどね。壊れても自己責任ですから。さて、手を入れたついでなので、さらにやれるところはやってみたいですね。そのうち、AB級アナログアンプを組んでそれとも比べてみたいと思ってます。
 



1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

(≧(ェ)≦) 超参考になったー!